プロフィール

五十嵐友里 Yuri IGARASHI

博士(人間科学)/ 公認心理師 / 臨床心理士 / 認定行動療法士

高校受験を控えた中学校3年生のとき、将来の職業を考える中で臨床心理士という選択肢を知りました。高校時代もさらに心理学への興味は大きくなり、大学で心理学の学びを始めました。

大学で出会った行動科学という学問は想像以上に興味深く、大学院に進学。修士課程を卒業後、臨床心理士資格を取得し、臨床実践を始めました。加えて、さらに学問を深めることにも魅せられ、博士後期課程に進んで研究を継続。博士(人間科学)を取得しました。

大学院修了後、大学病院神経精神科にて10年間臨床業務に従事。主に身体疾患患者さんへの心理的ケアに取り組んでいます。公認心理師・臨床心理士として患者さんやご家族と向き合うだけでなく、様々な医療チームの一員として多職種協働を経験し、その喜びと難しさを知りました。2018年4月より現職にて、これまでの経験を活かした教育・研究・臨床に取り組んでいます。

 

研究業績

主なもの(論文)

Researchmapはこちら(全ての業績を掲載)

■五十嵐友里・嶋田洋徳 (2019). 出来事の事後の認知的処理が社交不安に与える影響―post event processing,反すう,心配による社交不安症状の維持メカニズム― 東京家政大学附属臨床相談センター紀要 19, 47-55.
■五十嵐友里・中村菜々子 (2016). 糖尿病や透析患者に対して心理職が行うケア 精神科治療学 31(9), 1177-1180.
■五十嵐友里 (2016). 緩和ケアとターミナルケアに活かす認知行動療法 ―身体疾患のメンタルケアに活かす認知行動療法の発想とテクニック―  認知療法研究 7(2), 124-133.

これまでに執筆した著書

著書一覧(Amazon著者ページ)はこちら

■五十嵐友里 (2019).  第5章 がん患者の家族支援 (下山晴彦 [編] 公認心理師技法ガイド-臨床の場で役立つエビデンス・ベイスト・プラクティス 文光堂)
■五十嵐友里 (2018).  第3章 身体疾患患者の心理社会的問題 (鈴木伸一・田中恒彦・小林清香 [編] 公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック 北大路書房)
■五十嵐友里 (2016).  第12章 終末期患者のケア-緩和ケアチームの日々の関わりから-(鈴木伸一 [編] からだの病気のこころのケア: チーム医療に活かす心理職の専門性 北大路書房)

主な履歴

2006年3月 早稲田大学大学院 人間科学研究科 修士課程 修了 修士(人間科学)取得
2006年4月 日本学術振興会特別研究員DC1(2009年3月まで)
2009年3月 早稲田大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程 修了 博士(人間科学)取得
2009年4月 埼玉医科大学 総合医療センター メンタルクリニック 助教(2018年3月まで)
2014年9月 早稲田大学大学院 人間科学学術院 心理相談室 臨床指導員
2018年4月 東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 講師
2018年4月 埼玉医科大学 総合医療センター メンタルクリニック 非常勤講師
2018年4月 埼玉医科大学 大学院 医学研究科 非常勤講師

受賞歴:

2004年8月 日本ストレスマネジメント学会第3回大会 優秀発表賞 共同受賞
2004年8月 Asian Conference of Health Psychology Poster Award 共同受賞
2017年2月 精神科治療学(星和書店)年間最優秀賞  共同受賞
2018年2月 埼玉医科大学医学部 2018年度ベストティーチャー賞 受賞

所属学会:

日本心理学会
日本認知療法・認知行動療法学会
日本認知・行動療法学会
日本行動医学会
日本総合病院精神医学会
日本サイコオンコロジー学会
日本緩和医療学会
日本糖尿病学会
日本糖尿病医療学学会
日本肥満症治療学会
日本不安症学会